「全員が結婚する社会」は社会としても欠陥。皆婚社会が産んだデメリット7選

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皆婚社会が害悪であるのは生物学的理由だけではありません。社会としても欠陥なのです。

「皆婚社会が産んだデメリット」を7つ紹介いたします。はたして、皆婚社会であると、どんなデメリットが出てしまうのでしょうか。

 

<デメリット1>未婚者への風当たりが強くなる

「皆婚社会である」ということは、「大多数の人が結婚する」ということです。では、「大多数の人が結婚する」という世の中で、未婚のままだったらどうなるでしょう。やはり、風当たりが強くなりますよね。

・「結婚できないなんて訳アリ人間なのかな」

・「結婚してないんだから社会の役に立ってない」

・「結婚してなくて可哀そうだ」

などと思われて、風当たりが強くなることが考えられるのです。まさに、皆婚社会である以上、未婚者は生きにくくなるわけですね。

 

<デメリット2>好きでもない人と結婚してしまう

好きでもない人と一生を添い遂げるのは、現代人には難しいことでしょう。しかし、皆婚社会である以上は、結婚に対して妥協しなければいけません。まさに、結婚が義務のようになり、好きでもない人と結婚することになるかもしれないのです。

では、好きでもない人と結婚をして、苦しい日々を送ることになったらどうなるでしょう?例えば、夫婦喧嘩をしたのにも関わらず、相手のことが好きではないとします。この場合、「相手を許す」というのは、かなりハードルが高いことになるはずです。

このように、皆婚社会によって、好きでもない人と結婚してしまうと…相当なストレスが溜まるかもしれないのです。

 

<デメリット3>離婚しにくい

現代の日本人の結婚生活においては、「離婚」という逃げ道があります。

・「性格が合わなかったら離婚すればいい」

・「離婚したら実家に戻って人生をやり直せる」

・「日本の離婚率は3割以上なのだから、自分が離婚しても変な扱いは受けない」

などと思えるからこそ、気軽に結婚生活を送れるのです。また、DVなどを受けたとしても、やはり「離婚」という逃げ道で自分を守れます。

一方で、皆婚社会である場合は、自然と離婚もしにくくなるでしょう。例えば、DVを受けたとしても、「離婚」という逃げ道を作れないかもしれません。つまり、「DVを受けても我慢する」という状況も、皆婚社会ならあり得てしまうのです。

このように、皆婚社会によって離婚しにくくなると、命の危機にまで発展することになるかもしれないわけですね。

 

<デメリット4>やりたいことができない

結婚をしたら、「自由に使えるお金」と「自由に使える時間」が少なくなります。結果として、やりたいことができなくなる可能性は高いでしょう。

「結婚したい」と思って結婚したのなら、やりたいことができなくても文句は言えません。自分の意志で結婚したわけですから、「不自由さ」は受け入れるべきでしょう。

一方、皆婚社会によって無理やり結婚することになって、やりたいことができなかったら…「かなりつまらない人生だ」と嘆きたくなるかもしれません。例えば、30歳くらいになって仕事が楽しくなってきたときに、「もっと学びたいから大学院に行きたい」と思ったとします。

しかし、皆婚社会で生きていたら、30歳くらいになると結婚を意識しなければいけません。そのため、「結婚のために大学院進学を諦めること」になるかもしれないのです。

このように、やりたいことができなくなるのも、皆婚社会のデメリットになるでしょう。

 

<デメリット5>結婚できないことへの焦りが生じる

皆婚社会である以上は、未婚者への風当たりが強くなるわけです。おそらく、40歳くらいになっても結婚できないと、肩身の狭さを感じることでしょう。そして、肩身が狭くなったら、焦りが生じてしまうはずです。

「早く結婚しなければ」といった感じですね。

もちろん、肩身が狭いわけですから、職場での居心地は悪くなります。また、親戚同士の集まりにおいても、後ろめたさを感じることになるかもしれません。このように、皆婚社会で生きていると、深刻な焦りを感じて心が苦しくなりやすいのです。

 

<デメリット6>女性の社会進出が難しくなる

皆婚社会によって、「女性の結婚は若さが勝負」という考えが根づいてしまったとします。この場合は、「学業や仕事よりも結婚を優先しなければ」と思う女性が多くなるでしょう。そのため、女性の大学進学率は低くなりますし、女性の会社での出世も難しくなるはずです。

また、会社側は女性の採用基準として、「容姿」を重視してくるかもしれません。いわゆる「男性社員の嫁候補」として、女性を採用するわけですね。このような社会では、さらに女性の社会進出は厳しくなるでしょう。

このように、皆婚社会で「女性の結婚は若さが勝負」という考えが根づくと…女性は社会で活躍しにくくなるのです。

 

<デメリット7>出産できないことに後ろめたさを感じる

皆婚社会が続くと、「出産して当然」という風潮になるかもしれません。仮に、「出産して当然」という風潮になってしまったら…出産できないことに後ろめたさを感じてしまうかもしれませんね。

結婚はできたとしても、体の事情などで出産できないことがあるわけです。このように、仕方なく出産できないのにも関わらず、後ろめたさを感じることになるのは、かなり苦しいことでしょう。

また、「出産して当然」という風潮である場合は、「出産する人」が多くなりますよね。そんな中で、出産することができないと、取り残されたような気持ちになるかもしれません。

 

 

朗報!皆婚社会は終了しました!

 

ですが、安心してください。日本でも都市部を中心に皆婚規範は既になくなっています。田舎の中高年にこのような時代遅れの価値観を持っている人がまだ残っていますが、ほっといてもいずれ死んでいなくなるでしょう。遅れている日本も皆婚社会の終了がすぐそこまで近づいています

 

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グラフ引用元:厚生労働省サイト https://www.mhlw.go.jp/index.html