スキゾイド vs サイコパス vs アスペルガー

スキゾイド

・社会的に成功しにくい

・自身の感情の欠落がある

・共感性が高い

・コミュニケーション能力が高い

・コミュニケーションが苦手

・強いこだわりは無い

・臨機応変な対応は苦にしない

・他人に関心は無い

・自己中心的

 

サイコパス

・社会的に成功しやすい

・自身の感情の欠落がある

・共感性が低い

・コミュニケーション能力が高い

・コミュニケーションが得意

・強いこだわりは無い

・臨機応変な対応は苦にしない

・他人に関心はある

・自己中心的

 

アスペルガー

・社会的に成功しにくい

・自身の感情の欠落は無い

・共感性が低い

・コミュニケーション能力が低い

・コミュニケーションが苦手

・強いこだわりがある

・臨機応変な対応が苦手

・他人に関心は無い

・自己中心的

 

このように並べて見ると三者とも全く違うことがわかるのですが、第三者が一面だけ見ると同じように見えてしまこともあるのでしょう。

人間関係の構築が難しいという点ではアスペルガーとスキゾイドは同じですが、共感力やコミュニケーション能力には差異があります。

スキゾイドは仕事などでの人間関係は構築できますが、寂しいという感情が欠損しており根本的に人間関係を必要としていないので、プライベートでは友人がいないことが多いです。一方、アスペルガーはコミュニケーション能力が低いことが多く人との関わりもストレスになりますが、根っこの部分に寂しいという感情があるので孤独が苦痛になる場合があります。

感情の欠落という点ではサイコパスとスキゾイドは同じですが、人間に興味があり人間関係を苦にしないサイコパスに比べて、スキゾイドは人に関心がなく人間関係がストレスになってしまうことが多いです。

 

スキゾイドがアスペルガーやサイコパスに勘違いされてしまう要因は、勘違いする人間に対してスキゾイド自身が訂正や弁明をしないことが大きな原因でしょう。

スキゾイドは他者承認をもとめないので、他人からサイコパスやASDに誤解されても何とも思いません。誤解に対して訂正や弁明をすることはエネルギーの無駄な浪費と考えており「勝手に勘違いしていれば?」と思っています。むしろ「誤解されて人が近づかなくなれば、面倒な人間関係を切り捨てられて便利」くらいに思う傾向にあります。

 

"生きづらい"アスペルガーに比べると、スキゾイドやサイコパスは"生きやすい"

上記を踏まえると、アスペルガーに比べるとスキゾイドやサイコパスは現代社会では比較的生きやすいと言えるでしょう。

アスペルガーに比べるとスキゾイドやサイコパスは社会的にも成功しやすい傾向にあります。感情が希薄で他者承認を必要としないので、他人との交流に伴う感情的・社会的なしがらみに囚われないので臨機応変に変化に対応できます。

特に悩まず無感情に合理的な選択ができるので、感情や自尊心や劣等感に囚われて動けなくなってしまうことがなく、変化が速く合理性効率性が重視される現代社会では有利に働きやすいのです。

特にサイコパスは、ネットなどではよく揶揄されていますが、現代社会はサイコパスにとって非常に生きやすい環境になっていると言えます。

 

 

 

当ブログも「スキゾイドの生きづらさ」を謳っていますが、本音を言えば、実は私自身は「生きづらさ」を全く感じていません。「生きづらい」という感情自体が理解できないためです。

「生きづらさ」というキーワードをブログのテーマに含めたのは、読者の共感を得るために「弱さ」をアピールする方がメリットがあるという極めて合理的な理由からです。

 

スキゾイドについては人間関係自体がストレスになってしまうので、人間関係が支配していた旧来の社会では"生きづらさ"を感じていたのは確かでしょう。しかし現代社会では「個の時代」「共同体や社会の解体」「ワークスタイル変革」「機械化自動化」などが進んだことで、非常に生きやすくなってきていると言えます。我々スキゾイドが生きやすい世の中になってもらうために、ネオリベ政策を突き進んでいただくことを政治・行政に期待します。

ただし、サイコパスに比べると人間を動かす能力には劣ることが多いので、経営者などでは成功しずらいです。現代社会においても未だに人間関係はビジネスを行う上で重要ですし、人間関係のストレスに負けやすいというのは大きな欠点です。そういう意味で言うとスキゾイドはサイコパスには敵わないと言えます。