スキゾイド(ジゾイド)とは以下のような性格の人の事です。
・全般的に感情の起伏がない
・寂しいという感情がなく、孤独が苦にならない
・他人との深い交流や、感情の共有がストレスになる
・友人、恋人、家族など関係なく、人間関係自体を築くことに関心がない
・そのため、ほぼ一人で孤立して行動する
スキゾイドは他人の感情がノイズになりやすく、人間関係に悩み生きづらさを感じている人も多いのではないかと思います。
そもそも承認欲求が無く仕事に熱意を示すことができないという性格面だけでなく、職場での人間関係もストレスになりやすいので、社内での出世が難しい傾向にあります。
しかし、見方を変えればスキゾイドの長所は現代社会では強力な武器になります。親が与えてくれた天才的な天賦の才能だと考えて行動した方が前向きに生きられるでしょう。
実際に私は会社の仕事以外に、副業としてネットで完結する個人事業を始めて大きな成功を得ました。
これは私がスキゾイドであったために成功できたといっても過言ではないです。
スキゾイドが現代社会で生きやすくなった理由は、近代における人間社会の変化に起因します。具体的には以下のようなものです。
・共同体主義の荒廃
・合理主義の浸透
・ネットやリモートワークで完結する環境の醸成
・テクノロジーの進歩による人間関係の排除
従来の日本の社会は地域・会社・家族などの小さな共同体運営が中心でしたが、現代社会では中間共同体はどんどん解体されています。共同体に属すると合理性・効率性ではなくくだらない人間関係や人々の感情に頭を使わなければなりません。スキゾイドは特にこのような人間関係や感情のうねりを苦手としているので、共同体の解体→個人主義への転換は歓迎するところです。
また、合理性・効率性やデータ・ファクトを重視する現代社会の進化も歓迎です。くだらない時代遅れの慣習・しきたり・縁故に囚われることなく、一切の感情を排除した合理思考ができるというスキゾイドの強みを生かせるためです。
仕事は人間関係から発生するものなので、これだけだと稼ぐ手段がなくなってしまうのですが、幸いにもネットやオンラインで完結するビジネスも増え、近年ではむしろリアルビジネスよりも大きく稼げる領域になったのもプラスです。スキゾイドはリアルでの人間関係はストレスになりやすいので、ネットの向こう側の浅い関係の人をビジネスパートナーや顧客とすることでストレスなく稼ぐことができます。
リモートワークの浸透は、くだらない雑談や無駄な飲み会・イベントの排除につながり、スキゾイドは働きやすい世の中になりました。スキゾイドはもともとコミュニケーション能力は高いのでビジネスだけの関係ならば苦になりません。仕事や事業に関係ない雑談などが排除され仕事に関する交流だけを取りやすくなったのは歓迎するところです。
現代的都会的な合理的で冷たいネオリベ社会に最大級レベルで適応している天才が、我々スキゾイドなのです。
スキゾイドは人間関係を重視しないので、ためらいや感情を伴うことなく合理的・効率的な判断ができます。
人間を重視しないので、人のAIロボットへの置き換えにも特に抵抗がありません。
また、寂しいという感情が無いため、周りの人間が消えて全てロボットになっていたとしても、これまでと変わらずに生きていくことができます。
むしろ余計な感情がなく機能に則して動いてくれる機械やロボットのみが隣人となることで、スキゾイドは人間関係や感情のストレスから解放されることでしょう。
これからのロボット・人工知能社会はスキゾイドにとっては生きやすく能力を発揮しやすい世の中と言えます。
Copyright © 東京スキゾイド