「所帯を持って一人前」は昔の価値観。「結婚はまだ?」周りがうるさい理由。

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「所帯を持って一人前」という価値観は、なかなか現代では受け入れられません。仮に、「所帯を持って一人前」という価値観を、誰かに押しつけてしまったとします。

この場合は、「古い人間だな」などと思われて、敬遠されるかもしれませんよ。また、最悪の場合は不快な気持ちにさせてしまって、人間関係にヒビが入るかもしれません。

 

「所帯を持って一人前」と思うのは、ある意味では仕方がない

「所帯を持って一人前」と思うだけなら問題ありません。人それぞれ価値観は異なりますからね。

そして、実は、古い価値観を現代になっても捨てられないことは、ある意味では仕方がないと言えます。

それは、新しいものに適応していくには知能(IQではなく環境適応能力)が必要だからです。厳しいことを言ってしまいますが、価値観をアップデートできない人は頭が悪いんです。

バカに「賢くなってください」と言っても、知能は先天性なので賢くはなれません。頭の悪い昭和脳は基本的に治療不可能です。「結婚はまだ?」と周りがいつまでもうるさいのは、バカは変化できないことが原因なので仕方ないのです。

 

 

「所帯を持って一人前」という価値観を、誰かに押しつけてはいけません。価値観を押さえつけられた側は、嫌な気持ちになるかもしれませんからね。

価値観というものは、誰かに押さえつけるものではありません。だからこそ、価値観を変えられないならば、「所帯を持って一人前」というのは、自分の思いだけに留めるべきなのです。

 

「所帯を持って一人前」という価値観は消えつつある

「所帯を持って一人前」という価値観は、どんどん消えつつあります。また、若い世代であればあるほど、その価値観を持つ人は少なくなる傾向にあります。

「独身でも立派に仕事をこなして生活してゆけば一人前」

「結婚しても家事ができなければ一人前ではない」

「結婚は1つの選択肢に過ぎない」

などと思っている若者が大半ですからね。

もちろん、「結婚して子育てをする」というのも、立派な生き方になります。しかし、「自分らしく生きよう」などと言われて、現代の若者は育ってきました。そのため、「所帯を持たなくても一人前になれる」と考えている若者が多いわけですね。

仮に、「所帯を持って一人前」をいう価値観を、若者に押さえつけてしまったとします。この場合、「え?」と否定される可能性が高くなってしまうのです。

 

 

「所帯を持って一人前」という価値観はさらに消える

おそらく、今後はさらに未婚率が高くなるでしょう。しかし、そんな未婚者の多くは、一生懸命に仕事をしてお金を稼ぐわけです。また、1人暮らしをしながら、どんどん生活力を高めてゆく未婚者も増えるでしょう。

つまり、「結婚しなくても自立している人」が、今後はより増えることが予想されます。そのため、「所帯を持って一人前」という価値観は、今度さらに消えてゆくことでしょう。

だからこそ、「所帯を持って一人前」という価値観を持っているのなら…それを押さえつけないよう、今後はさらに注意しなければいけないのです。

 

 

「所帯を持って一人前」という価値観がパワハラに?

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「所帯を持って一人前」という価値観を、部下などに押さえつけしまったとします。この場合は、パワハラ認定されてしまうかもしれません。

それだけ、価値観を押さえつけるのは、危険なことになりかねないのです。

 

パワハラになる例

「所帯を持って一人前」という価値観を押さえつけると、パワハラになるかもしれません。ここからは、そんなパワハラになるかもしれない例を、具体的に紹介いたします。

 

「早く結婚しろよ~」と部下に言う

そこまで深い関係ではない部下に、「早く結婚しろよ~」と言うのはいけません。

「所帯を持たなくても一人前になれる」と考えている若者は多いわけです。それなのにも関わらず、「早く結婚しろよ~」なんて言ってしまったら…「生き方を否定された」などと部下が思ってしまうかもしれません。

だからこそ、真剣に部下の幸せを考えているとしても、「早く結婚しろよ~」などと言ってはいけないのです。

 

結婚相手を紹介しようとする

部下のことが心配だと、結婚相手を紹介したくなるかもしれません。例えば、部下が結婚適齢期を迎えているのにも関わらず、全く恋愛をしていないとします。この場合、「早く結婚相手を見つけてあげなければ」と思うかもしれませんね。

しかし、結婚相手を紹介してしまったら、部下は重たさを感じてしまうかもしれません。「所帯を持たなくても一人前になれる」と部下は考えているかもしれませんからね。そんな中で結婚相手を紹介したら、引かれてしまう可能性が高いのです。だからこそ、結婚相手を紹介するなどという、重い行動はとらないようにしてください。

 

「昔は所帯を持って一人前だったんだ」と昔話をする

昔話をすると嫌われてしまうかもしれません。「昔はよかったな~」といった類の話は、「昔を知っている者同士」でのみ楽しめるのです。つまり、若者に昔話をしたとしても、「つまらない」と思われるのが落ちなわけですね。最悪の場合は、「しつこい」と思われて、パワハラ認定されるかもしれません。

「所帯を持って一人前」という価値観を押しつけないことが大切です。しかし、「昔は所帯を持って一人前だった」という昔話をしないことも大切なのです。

 

 

 

所帯を持たなくても一人前になれる

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そもそも「一人前」というものに定義はありません。そんな中で、現代人の多くは「所帯を持たなくても一人前になれる」と考えています。だからこそ、一人前を目指すにあたっては、「所帯を持つこと」は切り離して考えましょう。

 

結婚してもダラしない人がいる

結婚してもダラしない人って、確実に存在しますよね。例えば、家族がいるのにも関わらず、朝から夜までパチンコ三昧の日々であるとします。いくら家族を持っても、パチンコ三昧の日々だったら、「一人前」とは言えないでしょう。

このように、結婚してもダラしない人がいるわけです。そのため、「所帯を持っても一人前とは限らない」というのは自然な考えになるはずです。

 

独身でシッカリしている人もいる

一方で、独身でも頑張って仕事をして、尊敬される人は多々います。例えば、独身でもバリバリとキャリア形成をして、たくさんのお金を稼いでいるとします。このような人は「一人前」と考えて問題ないはずです。

このように、独身でも「一人前」と評価されるのが一般的なわけです。だからこそ、「所帯を持たなくても一人前になれる」と考えて、毎日を送ってゆくべきなのです。

 

一人前になれるかどうかは「自分1人」にかかっている

所帯を持たなくても、一人前になれるわけです。つまり、自分1人の力で、一人前になれるわけですね。だからこそ、「まだ成長が足りない」などと思うのなら、積極的に努力しましょう。そして、どんどん成長していって、一人前を目指してゆきましょう。

最後に私の考えになるのですが、「いつでも結婚できる能力」があれば、一人前と考えていいのではないでしょうか?

・人並みにお金を稼いでいる

・人の気持ちを考えて行動できる

・家事ができるなど生活力が高い

といったスペックが備わっていれば、「いつでも結婚できる能力がある」と考えられます。この場合は、現時点で所帯を持っていなくても、「一人前」と考えていいのではないでしょうか?

 

 

以上です。

「所帯を持たなくても一人前」という価値観を押しつけてはいけません。「所帯を持たなくても一人前になれる」というのが現代の一般的な価値観ですからね。特に、若者と接するときには、「一人前」と「結婚」は分けて考えるようにしてください。

 

 

所帯一人前オジサンが独身者をマウント攻撃する心理学的メカニズム解説

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ところで…。所帯一人前オジサンがハラスメント・マウント攻撃を仕掛けてくるのは何故かご存知でしょうか?

その心理メカニズムを解説すると上記の図解のとおりです。以下記事で詳しく解説しています。

図解!独身に結婚マウントしてくる気持ち悪い既婚者の心理と返し方

 

異常既婚者の主張は論理的にオカシイものがほとんどです。それは何故かというと論理で語っているのではなく、ポジショントークしているだけだからです。頭が悪くメタ認知能力が低いため、自分の心理が「環境」や「自分自身の選択」によって無意識下で誘導されていることを俯瞰視できていないのです。

逆に「論理的根拠もないのにやたらと独り身であることに固執する独身者」もだいたいポジショントークです。上述記事でも書きましたが、ポジショントークしているのは「不幸な既婚者」と「不幸な独身者」です。大切な事は「心に余裕がある本当のオトナ」とのみ人間関係を築き、わざわざマウントしてくるような底辺層とは関わらないようにすることです。

 

 

具体的な事例を挙げていきます。独身者に攻撃を仕掛けてくる異常既婚者の主張は以下のようなものが多いですので、実際にこういうことを言われたらその攻撃者とは人間関係ごと切り捨てた方が良いです。また、ネットでこういう主張を見かけたら「ヤバい奴」の可能性が高いので関らないようにすることをオススメいたします。

 

■「何で結婚しないの?

■「みんな結婚しているよ?常識だから

■「早く結婚した方がいいぞ

⇒典型的なポジショントークですね。人間は社会的動物であり原始人の頃から集団に迎合する価値観を持つように進化してきたので、現代になっても周りと異なる行動を取る事にストレスを感じる人間は多いんですよ。だから「結婚している自分の状態」を集団内で一般的な状態であると思い込みたい心理が見え隠れしています。こういう人間は周りから逸脱した行動を怖がり、「フツーは」「一般的には」「常識」といった言葉を頻繁に使い、自分がマジョリティ側に含まれてるかや自分と同じ意見の人が多いかなどを執拗に気にして周りの顔を伺います。一言で言えば「自分が無いダサいビビリ野郎」ですね。

 

■「辛いこともあるけど、結婚は幸せだぞ!

■「●●(ネガティブ要素)だけど結婚してよかった

■「妻子に冷たく扱われても働いて家に金を入れる。男はそれでいい

⇒こういう言葉をしきりに連呼している人を見たら「結婚して不幸になった可哀そうな人なんだな」と温かい目で見守ってあげましょう。上述したとおり、逃げられない状態になると、仮に不幸であったとしても自分の状況を肯定するように無意識下で自己洗脳が進むんです。納得してない部分があるにも関らず、自分を納得させるような諦めの心理が見え隠れしているのが特徴。「給料は安いけど、仕事が楽しいし社会の役になってる」みたいな発言しちゃう社畜と一緒です。「仕事つまらない」「役立たず」「薄給」の三重苦だと自分の存在意義を疑い自己肯定感が下がる。だから「仕事が楽しい」ということにして自分の心を騙す。一言で言えば「心が弱い逃げ野郎」ですね。

 

■「独身者はフリーライダー!

■「独身税払え!既婚者の社会保障を拡充しろ!

■「産め圧をもっと上げて、結婚出産しない人を社会で差別すべきだ!

⇒ポジショントークする段階を既に越えてしまっていて、相手を攻撃することに狂ってしまった異常者です。こういう二項対立→攻撃の図式にはまってしまう人間って、ポジショントークする馬鹿の中でも特に頭が悪い層です。馬鹿ほど物事を自分のせいにしたがらず他罰的思考・他責思考する心理特性があり、「若者vs高齢者」「働く女性vs専業主婦」「子持ちvs子なし」「未婚vs既婚」「男vs女」等の二項という理解しやすい対立構造がそれを加速させるんです。軍事国家が煽動する「自国vs敵国」の構図に乗ってしまう馬鹿国民が歴史上にたくさんいたことからも分かります。実際の世の中は二項で説明できるほど単純ではないのですが、知能が低い人ほどシンプルに理解したがるのです。一言で言えば「頭が悪い異常者」ですね。

 

■「独身者は社会的信用がない

■「結婚しないのは親不孝

■「女は子供を産んで1人前

⇒昭和脳おじさんタイプです。現実にそぐわない時代錯誤なことを平気で言ってきます。最初の典型的ポジショントーク型の一種なのですが、このタイプは時代遅れの価値観を前に出してきますので気持ち悪さ3倍です。結婚に限った話ではなく古い価値観の正しさを語ってくる人間・押し付けてくる人間はほぼ「新しい価値観に対応できない」「新しい価値観のせいで相対的にヒエラルキーが下がった」立場の連中です。一言で言えば「加齢で脳が劣化したオッサン」ですね。

 

■「進化心理学的には~

■「生物なら子供を産んで増えるのは本能

■「結婚して子供を産まないと淘汰される

⇒最近増えた進化心理学等の似非科学を根拠にポジショントークする層です。進化心理学は帰納法に基づいており演繹的視点に欠けています。簡単に言うと仮説を立てただけで実験によって検証はされていません。さらに気持ちが悪いのは、この進化心理学を自分流に捻じ曲げて都合よく解釈する層がたくさんいることです(Twitter等で進化心理学を語っているアカウントはほぼ学者ではありません)。例えば「生物は繁殖するのが正常で子供を作らないのはおかしい」は典型的な嘘。高校で習う密度効果の事すら知らずに発言しているのでしょう。一言で言えば「無知な似非科学信者」ですね。

 

以上です。

他にもタイプはいるかと思います。執拗に特定の価値観を押し付けてくる人を見かけたらポジショントークしている可能性を疑いましょう。こういう連中は知能が低いので「ポジショントークしている自分自身」を俯瞰視・客観視することができません。近寄らないようにすることをオススメ致します。