SNSで「45歳独身狂う説」という眉唾物の説が流れているのをご存知ですか?「独身のまま中年になると自分の仕事の限界も見えてくる上に体の老化も始まり趣味も飽きてきて頭がおかしくなってくる」という話。
このマシュマロ重すぎない?ほんとみんな特殊な事情がない限り早めに結婚したほうがいいよ。男女問わず45歳ぐらいで本当にきつくなるから……#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/KWyFiOKlhg pic.twitter.com/CNCkJgSm2u
— ポンデべッキオ (@pondebekkio) December 2, 2022
はい、もちろん大嘘・インチキです(笑)。まあ、ネットならではの馬鹿げた与太話というか・・・(笑)
以下記事でも書いてますがtwitterなどのSNSは民度が低く、デマやインチキ情報ばかり。ポジショントークしている頭の悪い人間しかいません。ネットの言説を信じすぎないことが大切です。
この「45歳独身狂う説」はTwitterだけで発生しているネットミームです。もちろん、一般紙やメディアなどは当然鼻で笑ってスルーしてるので話題にもなっていません。一部のWEBメディアが面白がって取り上げているようですが(笑)
Twitter内でも、有識者の方々からは「馬鹿じゃないの?」という意見が殺到。私は副業でWEBマーケの仕事をしているのですが、本職のマーケターの人にその話をしてみたところ「まあ、Twitterはね、アレだから(笑)」と苦笑いをされてしまいました(笑)
「未婚のまま40代になったら狂うはず」というのも「結婚したらしあわせになれるはず」と同様のフォーカシングイリュージョンという幻想のひとつだと思います。https://t.co/pywF3Msniq
— 荒川和久/独身研究家/コラムニスト (@wildriverpeace) December 16, 2022
独身中年男性のことを『哀れ』と思ってる人がたくさんいるんだね。好きなことやって独りの時間を謳歌してる男性はカッコいいとよ。結婚や子育てや持ち家を建てるのを人生のゴールだと決めつけて独身の人を哀れ呼ばわりする人の方がよっぽど哀れだと思うよ。生き方は人それぞれ。流されず楽しもうね。
— Influencer侍?? (@Influen01014380) March 13, 2023
「結婚しないと不幸」など大ウソ。ハーバード大学の752名を25年間調査した論文で「人間の健康と幸福に1番重要なのは良い人間関係である」ことが分かってる。つまり、独身でも幸せにはなれる。当然、結婚したいアナタがモテる知識は発信するけど、結婚しないのを悪とする風潮などもう終わりにしない?
— やまみー (@yamamii_dokusho) June 25, 2021
ところがですね・・・。
先日、この馬鹿げたデマ話を信じてしまったと思われる愚かな人の投稿がはてな匿名ダイアリーに投稿されました。どう考えても、独身とか関係無くてただの鬱病じゃね?と思われるのですが、心が弱っているためか間抜けなSNSの落書き・デマを信じてしまったのでしょう。
やはりSNSのデマや妄言は罪深いです。見当違いの差別的言説を真に受けて「俺は独身で狂ったから辛いんだ」と信じきってしまい、医療に繋がらなくなってしまうのですから。
「独身中年は狂う」みたいなしょうもない差別的言説が流布することで、ただの鬱で医療につながるべき患者が「俺は独身中年だから狂ったのだ、そういうものなのだ」と医療に繋がらなくなるという事例なのかもしれない / “独身中年男性、狂ってきたので今のうちに書き残して…” https://t.co/QfHLwBseba
— 小野マトペ (@ono_matope) March 13, 2023
指摘してる人も多いけど、これは鬱病等の精神病の症状で、独身であることはさほど関係ないのでは…。もちろん同居人がいた方が症状に客観的に気付きやすいというのはあるだろうけれど。
— スパルタ (@sparta_cc) March 13, 2023
独身中年男性、狂ってきたので今のうちに書き残しておく https://t.co/wCshgtnihf
ちなみにこの「45歳独身狂う説」は、Twitterにいるポンデベッキオというアカウントが最初に発信した説です。ポンデベッキオ氏は「昭和の老害?」と言いたくなるような香ばしいツイートを日々発信しているアカウントで、「ぼくはこうおもいます」的な根拠もない持論ばかり。データや引用や論文などのエビデンスもほとんど提示していません。
本人は「Twitterで話題になってnote(情報商材)を売ってタワーマンションに住むんだ」と公言しています。まあ、デマ・インチキだろうと、他人が医療に繋がらなくなろうと、ツイートが話題になり自分が儲かれば良いという考えの人なんでしょうね。実際、真偽は不明ですが、婚活業者から金をもらっているという噂もあります。「馬鹿げた妄言やデマでもいいから過激なツイートして目立てば良い」とでも考えているのでしょう。
内容の批判はかまわないんだろうけど、枠組みそのものを疑われるとブロックするんでしょうね。 https://t.co/SJfqobDerA
— reading (@pn2u8fi960ldr) March 16, 2023
なお、この「中高年男性が狂う」という話、Yahoo!でも取り上げられたのですが、知識人や一般マジョリティからは「孤独を苦しいと感じるのは男女ともに1割のみ」「結婚が当たり前、幸せは家庭にあるって思想は時代遅れ」「人それぞれで、自分の幸せを見つけたら良いだけ」「賢者はだいたい孤独」と至極真っ当な突っ込みが大量に入ってます(笑)
この「一般人の感覚」と「Twitterの感覚」のズレが現代社会の闇なんですよ。結局、Twitter民とは現代社会からあぶれた可哀そうなマイノリティなんです。現代社会の価値観にはついていけない、しかもネット上もマジョリティ化が進んでいる。異常な思想を持ってる人達は匿名性が高くエコーチェンバーを形成しやすいTwitterしか逃げ込む場所がないんですよ。独身者の皆さんは、この中高年狂う説で不安を煽られて腹が立っているかもしれませんが、こういう言説をSNSで発信している人は残念で可哀そうな人達なので、大きな心で大目に見てあげましょう。
参考までに、以下に有識者のコメント、最も賛同を得たトップコメントを紹介しておきますね。
ただし、私は日本には独身中年男性がメンタルを病んでしまう"土壌"があるのではないかと考えています。
それはズバリ「結婚しないといけない風潮」という時代遅れの昭和の社会規範です。つまり、45歳で独身だから狂うのではなく、結婚を強要する周りの圧力が独身中年男性を狂わせているということです。
実際は「45歳独身狂う説」とかを唱えている人達が、独身者を精神的に追い込んでいるというマッチポンプ。事実、日本の地方の職場などでは、シングルハラスメントが未だに存在します。既に結婚しないのが当たり前の時代であるにもかかわらず、時代遅れの価値観を押し付けて流されやすい可哀そうな独身者を追い込んでいるわけですから、社会の害悪としか言いようがありません。
地方ではずっとこの世界だったと思う。独身だと「結婚は?」と親や親戚に言われ、結婚すると「子供は?」と言われる。40歳?の独身は完全に腫れもの扱い。結婚、出産、子供はNGワードと化す。会社でも家庭を持たないと一人前には見られない。私もそう見てしまう。 https://t.co/68STvG89cL
— やんばる振興開発金融公庫 (@serorrin) March 14, 2023
「結婚しないと一人前じゃない」
— おとうふ (@o10fusan) March 13, 2023
「子供がいないと一人前じゃない」
言いたいことはわかるけど、結婚したから親になったからと自動的に成長するわけではない。
10代から達観している人もいるし、精神的に未熟なまま亡くなる人もいる。
少しでもこういう考えに縛られて苦しむ人が減りますように。
「結婚してからが一人前だからな」
「結婚していないから、責任感がないんだぞ」
「結婚して無い奴は精神が未熟」
「独身だから昇進を気にしなくていいよな」
「独身だから、休日でも出勤できるよね」
「結婚していないから、仕事もうまくいかないんだぞ」
ちなみに、こんな馬鹿げた圧力をかけて独身者を追い込んでいるのは日本の田舎だけです。
そもそも「結婚して子供を産むのが普通」なんて考えている層が異常に多いのは、日本人や韓国人(+イスラム系の一部国家)だけです。
例えば、普通の国は婚外子で人口が増えているのですが、日本と韓国の婚外子の少なさは異常。「結婚して既婚者が子供を産んで国を支えるのが普通」とか思ってる日本人が多そうですが、世界からみれば「普通じゃないのはお前らだよ?」って話なんですよ。なのに、日本では少子化対策で結婚を推進しようとか言ってるんだから、本当に世の中が見えてない馬鹿が多いということです。
https://t.co/zCHisGJRES
— 舞田敏彦 (@tmaita77) February 17, 2023
新生児の半分以上が婚外子って国もあるわけでね。 pic.twitter.com/C70gy4BBUI
「結婚すべきか?」という意識調査においても、先進国の中でも特に肯定的意見が多いのが日本と韓国。時代遅れの保守思考が残っていることが顕著に見て取れます。
結婚への肯定的な意識。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) February 23, 2023
出生率と関連してないね。欧米は,日本より低い。
しかし,韓国では性差が大きいな。 pic.twitter.com/IoK7c1R9VW
日本内でも東京や都会については正常化されてきています。
私の職場の先輩や知り合いにも、45歳を過ぎて独身の方はたくさんいますが、当然狂っている人など一人もいませんし皆幸せそうです。
また、私の勤める企業は東証一部上場のグローバル企業ですが、「結婚しないといけない風潮」なんてものは皆無で欠片もありません。私はアメリカとイギリスでも働いた経験がありますが、もちろんそんな圧力はありませんでした。
日本は島国で田舎の異常な環境が長く保持されてしまっていたのでしょうけど、さすがに世界に触れている都会は正しい環境に矯正されているということですね。
というわけで、私は「日本の田舎にいると45歳独身は狂う」という新しい説をブチあげたいと思います。
日本の地方の価値観は異常です。狂っている場所に居たら頭がおかしくなって狂ってしまうのは当然なんですよ。狂いたくない独身の皆さんは早く田舎を出て東京に来てください。そして世界に旅立ちましょう。
※【注意】ただし、東京でも葛飾区の方や多摩の方は異常な地域もあるので注意が必要。アメリカ・イギリスでも田舎の方に行くと日本とは少し違いますが独特の時代遅れ感や異常さがあります。結局、人がいない場所だと異常者の溜まり場になりやすいということでしょう。どこの国に行くにしろ都会の真ん中に住むことをオススメします。
昭和は独身ハラスメントが酷かった。アニメやドラマでも陰キャを無理やり自己啓発したり、非モテが悪人枠だったりむごいしうち。リアルでも独身はいじめられていた。職場の同調圧力や親の命令でむりやり結婚させられていた。窮屈で我慢する結婚だった。
— 小原美香子 (@alen_bluebee) February 28, 2023
私も20代の頃は洗脳キマってて取り敢えず子供産むものだと思ってた。でもいざそれが現実味を持ち出したら「なんか嫌、無理」という気持ちがあって、私の場合はそれを尊重できたのだが日本にいる人は未婚子無しハラスメントがきつすぎて「とにかく楽になりたい」って気持ちで結婚出産する人も多いと思う
— 井上巻き貝 (@inoue_goku) March 3, 2023
ところで…。田舎の異常既婚者が「結婚しないといけない風潮」や社会規範を押し付けてくるのは何故かご存知でしょうか?
その心理メカニズムを解説すると上記の図解のとおりです。以下記事で詳しく解説しています。
⇒図解!独身に結婚マウントしてくる気持ち悪い既婚者の心理と返し方
異常既婚者の主張は論理的にオカシイものがほとんどです。それは何故かというと論理で語っているのではなく、ポジショントークしているだけだからです。頭が悪くメタ認知能力が低いため、自分の心理が「環境」や「自分自身の選択」によって無意識下で誘導されていることを俯瞰視できていないのです。
逆に「論理的根拠もないのにやたらと独り身であることに固執する独身者」もだいたいポジショントークです。上述記事でも書きましたが、ポジショントークしているのは「不幸な既婚者」と「不幸な独身者」です。大切な事は「心に余裕がある本当のオトナ」とのみ人間関係を築き、わざわざマウントしてくるような底辺層とは関わらないようにすることです。
これ
— スキゾイドくん????弱者は自己責任 (@doctor_anan) September 15, 2022
残念独身は「結婚するな」「結婚コスパ悪い」と言い残念既婚は「結婚しろ」「結婚子育して一人前」と言う
現状にストレスある奴ほど認知的不協和から自分の立場を肯定擁護する言葉が出る
逆に幸福独身既婚は「美人嫁いいね」「自由でいいね」と褒め合いに
余裕ある奴はポジショントークしない https://t.co/RpZ5m1YEvT
具体的な事例を挙げていきます。独身者に攻撃を仕掛けてくる異常既婚者の主張は以下のようなものが多いですので、実際にこういうことを言われたらその攻撃者とは人間関係ごと切り捨てた方が良いです。また、ネットでこういう主張を見かけたら「ヤバい奴」の可能性が高いので関らないようにすることをオススメいたします。
■「何で結婚しないの?」
■「みんな結婚しているよ?常識だから」
■「早く結婚した方がいいぞ」
⇒典型的なポジショントークですね。人間は社会的動物であり原始人の頃から集団に迎合する価値観を持つように進化してきたので、現代になっても周りと異なる行動を取る事にストレスを感じる人間は多いんですよ。だから「結婚している自分の状態」を集団内で一般的な状態であると思い込みたい心理が見え隠れしています。こういう人間は周りから逸脱した行動を怖がり、「フツーは」「一般的には」「常識」といった言葉を頻繁に使い、自分がマジョリティ側に含まれてるかや自分と同じ意見の人が多いかなどを執拗に気にして周りの顔を伺います。一言で言えば「自分が無いダサいビビリ野郎」ですね。
■「辛いこともあるけど、結婚は幸せだぞ!」
■「●●(ネガティブ要素)だけど結婚してよかった」
■「妻子に冷たく扱われても働いて家に金を入れる。男はそれでいい」
⇒こういう言葉をしきりに連呼している人を見たら「結婚して不幸になった可哀そうな人なんだな」と温かい目で見守ってあげましょう。上述したとおり、逃げられない状態になると、仮に不幸であったとしても自分の状況を肯定するように無意識下で自己洗脳が進むんです。納得してない部分があるにも関らず、自分を納得させるような諦めの心理が見え隠れしているのが特徴。「給料は安いけど、仕事が楽しいし社会の役になってる」みたいな発言しちゃう社畜と一緒です。「仕事つまらない」「役立たず」「薄給」の三重苦だと自分の存在意義を疑い自己肯定感が下がる。だから「仕事が楽しい」ということにして自分の心を騙す。一言で言えば「心が弱い逃げ野郎」ですね。
■「独身者はフリーライダー!」
■「独身税払え!既婚者の社会保障を拡充しろ!」
■「産め圧をもっと上げて、結婚出産しない人を社会で差別すべきだ!」
⇒ポジショントークする段階を既に越えてしまっていて、相手を攻撃することに狂ってしまった異常者です。こういう二項対立→攻撃の図式にはまってしまう人間って、ポジショントークする馬鹿の中でも特に頭が悪い層です。馬鹿ほど物事を自分のせいにしたがらず他罰的思考・他責思考する心理特性があり、「若者vs高齢者」「働く女性vs専業主婦」「子持ちvs子なし」「未婚vs既婚」「男vs女」等の二項という理解しやすい対立構造がそれを加速させるんです。軍事国家が煽動する「自国vs敵国」の構図に乗ってしまう馬鹿国民が歴史上にたくさんいたことからも分かります。実際の世の中は二項で説明できるほど単純ではないのですが、知能が低い人ほどシンプルに理解したがるのです。一言で言えば「頭が悪い異常者」ですね。
■「独身者は社会的信用がない」
■「結婚しないのは親不孝」
■「女は子供を産んで1人前」
⇒昭和脳おじさんタイプです。現実にそぐわない時代錯誤なことを平気で言ってきます。最初の典型的ポジショントーク型の一種なのですが、このタイプは時代遅れの価値観を前に出してきますので気持ち悪さ3倍です。結婚に限った話ではなく古い価値観の正しさを語ってくる人間・押し付けてくる人間はほぼ「新しい価値観に対応できない」「新しい価値観のせいで相対的にヒエラルキーが下がった」立場の連中です。一言で言えば「加齢で脳が劣化したオッサン」ですね。
■「進化心理学的には~」
■「生物なら子供を産んで増えるのは本能」
■「結婚して子供を産まないと淘汰される」
⇒最近増えた進化心理学等の似非科学を根拠にポジショントークする層です。進化心理学は帰納法に基づいており演繹的視点に欠けています。簡単に言うと仮説を立てただけで実験によって検証はされていません。さらに気持ちが悪いのは、この進化心理学を自分流に捻じ曲げて都合よく解釈する層がたくさんいることです(Twitter等で進化心理学を語っているアカウントはほぼ学者ではありません)。例えば「生物は繁殖するのが正常で子供を作らないのはおかしい」は典型的な嘘。高校で習う密度効果の事すら知らずに発言しているのでしょう。一言で言えば「無知な似非科学信者」ですね。
以上です。
他にもタイプはいるかと思います。執拗に特定の価値観を押し付けてくる人を見かけたらポジショントークしている可能性を疑いましょう。こういう連中は知能が低いので「ポジショントークしている自分自身」を俯瞰視・客観視することができません。近寄らないようにすることをオススメ致します。
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