「無敵の人」「JOKER(ジョーカー)」という言葉がネット上で飛び交っているのをご存知ですか?
社会から孤立して人生に絶望した中年男が世の中を恨み凶悪犯罪を犯すというストーリーの、『ジョーカー』(原題:Joker)という映画が2019年にヒットしたのがきっかけで、日本では以前から「無敵の人」というネットスラングもありました。失うものがない人による凶悪犯罪は日本でもたびたび報道されています(山上容疑者、等)。簡単に言えば心が弱くやさぐれてしまった底辺のカスの逆恨みです。
疲れた時には映画「JOKER」を観てしまう。「ダークヒーローへの共感」みたいに書かれていることが多いけど、わたしとしては「破壊願望」とか「リセット願望」が叶うことがこの映画の魅力だと思う。多すぎて直せない小さな綻びに窒息させられそうな時、創作世界の中でだけそれをゼロにできるという快感 pic.twitter.com/3qk5nYWou2
— 衿 さやか (@Lou_Grapefruit) June 24, 2023
このような無敵の人事件が発生するたびに、ツイッターなどのSNSでは「俺達みたいな弱者を放置するとジョーカーになるぞ!」「負け組を切り捨てると治安が悪くなって社会が大変なことになるぞ!」と脅し(?)のような間抜けな発言をする社会のゴミがいっぱい湧いてくるんですよ。要は凶悪事件をネタにして「社会保障や福祉を充実して負け組を救え」「弱者を切り捨てるな」というポジショントークをしたいだけの恥ずかしい連中なんですけどね。
簡単に言えば「乞食が新しい物乞いの方法を思いついてしまった!」という話です。
こういう連中をみかけたら、こう言ってやってください。「無敵の人?勝手になれば?どうぞご自由に」と。ただの逆恨みだろ?甘えてんじゃねえよカスが。
こんなエゲツない社会だと今後も加藤智大、植松聖、山上徹也のような無敵の人が生まれてしまうわけだよな
— mako@50代半ばの派遣社員 (@mikemik80784347) June 23, 2023
そうなると庶民の犠牲者も増えるわけだから社会にとっても莫大な損失だ
社会を安全にするためにはセーフティネット強化は重要だと思う
当然税金は掛かるけど社会コストとして受け入れるべきだ
無関係の人間の命が〜って主張も間違ってる。
— (´・ω・`) (@camel77598164) September 5, 2023
社会的弱者はどんなに苦しもうが、自己責任。本人が悪いって国民の民意だろ
みんな悪人だよ。共同作業で作ったのが無敵の人なんだから、襲われるのも理不尽な話ではないさ。
生み出した責任持とうよ。 pic.twitter.com/RUKgbGJXTv
結論から言えば、弱者なんて救う必要がないので切り捨ててOKですし、無敵の人はそれほど増えないですし仮に増えても世の中的には何の問題もありません。「無敵の人」問題は社会問題ですらないんですよ。
「無敵の人=己を律する事ができない社会不適合者」であり、ただの自己責任なので、放っておけばOKなのです。くれぐれもネットにいる恥ずかしい乞食の戯言に耳を傾けないように注意してください。
・そもそも「無敵の人」事件など数えるほどしか起こっていない
・ジョーカーみたいな人(孤独→逆恨み)はただの甘え
・弱者を切り捨てても「無敵の人」はさほど増えない
・仮に「無敵の人」が増えても何の問題もない
・むしろ日本の場合、「無敵の人」が増えるような政策にした方が長期的に成長が見込める
貯金が30万ぽっちなのもそれを理由に婚約が破棄になったのも、職場での対応トラブルで移動命令されたのも誰のせいでもなく自分の生き方の結果なのに、逆恨みをしてサバイバルナイフを買って無差別殺人を企てる。己の不甲斐なさを棚に上げて他責志向に走る無敵の人のお気持ち表明は害悪でしかない。 https://t.co/gg2jWUOuNm
— 猫舎弟 (@nekoshatei) July 19, 2023
立ち位置的にいわゆる無敵の人に近い立場だけど、人生達観してるせいかもだけど、結局無敵の人がやらかす場合99割甘えだと思うんだよなぁ。
— おっくぅさんは春を迎えられないらしい (@okkuxu) May 29, 2019
人が悪いかもしれない
社会が悪いかもしれない
孤独が悪いかもしれない
親が悪い。(これは人によっては割とあるかもしれない)
でも結局踏み出さない自分よ
まず、根本的な話、「無敵の人」事件なんて数えるほどしか発生していません。被害者の死者を合計しても、せいぜい100人とかしか死んでないんですよ。
・2022年 安倍晋三暗殺事件(山上 徹也 氏)
・2021年 小田急線刺傷事件
・2021年 京王線刺傷事件
・2021年 北新地ビル放火殺人事件
・2019年 京都アニメーション放火殺人事件
・2019年 川崎市登戸通り魔事件
・2018年 福岡IT講師殺害事件(低能先生)
・2016年 相模原障害者施設殺傷事件(植松 聖 氏)
・2012年 黒子のバスケ脅迫事件(渡邊 博史 氏)
・2008年 秋葉原通り魔事件(加藤 智大 氏)
・2001年 附属池田小事件(宅間 守 氏)
ここからデータで見ていきましょう。
日本の殺人事件の発生件数は「人口10万人当たり0.2件」(2020年)で、世界193位とトップレベルの安全国です。2020年の他殺による死亡者数は213人であり、2020年に殺人事件に自分が巻き込まれる確率はおおよそ0.0002%です。この確率で今後も推移すると仮定すると、日本で80年暮らして殺される確率は0.016%です。
そもそもの話として、無敵の人にかかわらず他人に殺されることを気にすること自体が、確率論的に馬鹿らしいということがよくわかります。年間の交通事故発生件数が30万5,196件(死者数=2,636人)、年間の自殺者数が21,881人というデータを鑑みれば、他人に殺されることよりも事故で死んだりストレスで自殺する危険性や成人病になるリスクに注意した方が合理的です。
さらに推移を見ると、日本の殺人事件件数・犯罪件数ともに近年は毎年減り続けています。「日本の治安が悪くなるぞ!」なんて大嘘で、むしろ気持ち悪いくらいに治安が良くなっているのが今の日本です。
余談ですが、日本で起きている殺人事件の加害者の51%が身内です。無敵の人に刺されるというレア事件に神経質になるくらいなら、嫁に刺される可能性を考える方がまだ合理的です。
日本で起きている「無敵の人」事件なんてものは社会問題ですらなく、極少数の特殊な外れ値的な事件に過ぎません。世の中全体で見れば些事に過ぎないのです。
では、なぜ「無敵の人」のようなネットスラングが生まれ話題になってしまっているのでしょうか?
それはTVやマスコミがこのような事件を大々的に取り上げて報道するため、それを見た大衆が「これは大変な事件なんだ!」と誤認してしまうためです。
これを「サリエンス効果(顕現性効果)」と呼びます。ある出来事や事象において一定の情報を与えない限り意識を向けない心理事象のことで、合理的でない判断をしてしまう認知バイアスの一つです。簡単に言えば「関心がない物は視界に入っても気が付かない」「関心があるものは過剰に意識してしまう」ということです。
「無敵の人」事件の犯人の生い立ちに共感してしまうような"同類"に限って、無意識下で「無敵の人」事件を過大評価して問題視しているんですよ。そういう社会不適合者のカスがTwitterとかで「俺達みたいな弱者を放置するとジョーカーになるぞ!」「負け組を切り捨てると治安が悪くなって社会が大変なことになるぞ!」と叫んでるわけです。
当たり前ですが前述したとおり"ちゃんとデータで物事を判断していれば"こんな馬鹿げたネットスラングに流されてしまうことはありません。衝動や感情で物事を判断してしまう馬鹿だけがかかる病気ということです。
「そうは言っても、今後もっと生きづらい世の中になれば、無敵の人が増えるかもしれないじゃないか!」←こう言う人もいるでしょう。
結論から言えば、無敵の人は増えません。
その証拠に、格差拡大し貧しい人が増えてるのに、窃盗などの犯罪事件・刑法犯は年々激減しています。
不平不満⇒暴徒現象ってほぼ「若い国+娯楽少ない」状況でしか起こらないんだよな
— スキゾイドくん (@doctor_anan) December 4, 2023
ガス抜き装置が多い上、暴れる元気ない氷河期世代弱者男性や年寄りだらけ高齢化ジャパンで暴動・治安悪化とか夢物語
白饅頭日誌:12月4日「絶望の濾過装置」|白饅頭 @terrakei07 https://t.co/FzAH8ewWKO #note
負け組男を切り捨てると社会に大変なことが起こるぞ論、まず負け組男が暴れる元気と根性もないので、何も起こりません。
— 島本 (@pannacottaso_v2) June 8, 2023
これは日本で少子高齢化が進んでいることが大きいでしょう。
犯罪・暴動・革命等の暴力的活動には"若さ"が必要だからです。例えば、沖縄署に数百人の若者が集まり庁舎を襲撃する「沖縄署襲撃事件」が起きましたが、このような事件がなぜ本州で起きないのかというと、沖縄は若者が増えているのに対して本州は少子高齢化が著しいためです。
「犯罪が減る=日本の民度が上がった」ということではありません。「辛いし怒りも覚えるけど、もはや暴れる若さも気力もないので、もうどうしようもない」というのが今の日本の現実です。
このような状況では弱者なんて救わなくても無敵の人は増えません。むしろ今の時代に歴史に名を残すような大事件を起こすようなガッツのある人間は弱者になりませんし、弱者は加害よりも自死を選んで勝手に減っていくので、日本のお荷物を減らす意味でも放っておいた方が合理的です。現実社会では映画「ジョーカー」のようにはならず、中高年になって過激なことが出来る人は実際は少ないのです。
今後、日本はさらに少子高齢化が進み「元気のない国」になりますので、犯罪も今後どんどん減っていきます。もちろん減っていくのは「犯罪数」だけでなく「経済力」「活気」「希望」も同時に失われていくわけですけどね。
ここまで読んで理解いただけたと思いますが、「治安の良さ」と「経済の発展・活気」はトレードオフなんですよ。
若さやエネルギーが溢れる社会は経済発展しますし活気が出ますが、それと同時に若さやエネルギーは犯罪や治安の悪さに繋がるということです。全ての根源は良くも悪くも「若さ」「エネルギー」ということです。
逆に言えば日本のように少子高齢化している国は、犯罪は増えませんし経済発展もしないということです。
無敵の人が増えるような状況は経済的にはむしろ好感すべきなんですよ。「無敵の人が増えるぞ!」って脅されたら、「無敵の人?いや、もっと増やしてくれよ!歓迎するよ!」って答えたくなるのが本音。
実際、日本の治安は良すぎます。日本の人口10万人あたりの殺人件数は0.4件で世界ランキング193位の少なさです。無敵の人が仮に激増して殺人事件が10倍くらいに増えても、実際はアメリカよりも安全という状況。
「治安が良くて何が問題?」と思う人もいるかと思いますが世界的に見ても今の日本って異常なんです。「治安が良い」というよりは「治安の良さが異常すぎて気持ち悪い」が実情。
まず日本人の皆さんは、「無敵の人が増えてヤバい」「治安が悪くなってヤバイ」なんて状況を気にするような立場ではないことを自覚してください。今の日本では、仮に意図的に治安が悪くなるように施策を打っても、そんな簡単に治安を悪く"できない"と思います。
むしろ、良すぎる治安を維持するのは経済的に非効率です。多少ガラが悪い層が増えても成長と経済発展を優先する方向に舵を切っていくべきだと思います。
日本人はもうダメですので、私はもっと海外から若い移民を大量に受け入れて、日本の治安を悪くすべきだと思います。その犯罪を起こす若いエネルギーに日本の復活を託したい。
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