ジョーカーの事実。「無敵の人はそんなにいない」「無敵の人は増えない」「無敵の人が増えても問題ない」

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「無敵の人」事件が重大な社会問題に見えるのは「サリエンス効果」

 

まず、根本的な話、「無敵の人」事件なんて数えるほどしか発生していません。被害者の死者を合計しても、せいぜい100人とかしか死んでないんですよ。

 

主要な「無敵の人」事件一覧

・2022年 安倍晋三暗殺事件(山上 徹也 氏)

・2021年 小田急線刺傷事件

・2021年 京王線刺傷事件

・2021年 北新地ビル放火殺人事件

・2019年 京都アニメーション放火殺人事件

・2019年 川崎市登戸通り魔事件

・2018年 福岡IT講師殺害事件(低能先生)

・2016年 相模原障害者施設殺傷事件(植松 聖 氏)

・2012年 黒子のバスケ脅迫事件(渡邊 博史 氏)

・2008年 秋葉原通り魔事件(加藤 智大 氏)

・2001年 附属池田小事件(宅間 守 氏)

 

ここからデータで見ていきましょう。

日本の殺人事件の発生件数は「人口10万人当たり0.2件」(2020年)で、世界193位とトップレベルの安全国です。2020年の他殺による死亡者数は213人であり、2020年に殺人事件に自分が巻き込まれる確率はおおよそ0.0002%です。この確率で今後も推移すると仮定すると、日本で80年暮らして殺される確率は0.016%です。

そもそもの話として、無敵の人にかかわらず他人に殺されることを気にすること自体が、確率論的に馬鹿らしいということがよくわかります。年間の交通事故発生件数が30万5,196件(死者数=2,636人)、年間の自殺者数が21,881人というデータを鑑みれば、他人に殺されることよりも事故で死んだりストレスで自殺する危険性や成人病になるリスクに注意した方が合理的です。

さらに推移を見ると、日本の殺人事件件数・犯罪件数ともに近年は毎年減り続けています。「日本の治安が悪くなるぞ!」なんて大嘘で、むしろ気持ち悪いくらいに治安が良くなっているのが今の日本です。

余談ですが、日本で起きている殺人事件の加害者の51%が身内です。無敵の人に刺されるというレア事件に神経質になるくらいなら、嫁に刺される可能性を考える方がまだ合理的です。

日本で起きている「無敵の人」事件なんてものは社会問題ですらなく、極少数の特殊な外れ値的な事件に過ぎません。世の中全体で見れば些事に過ぎないのです。

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グラフ引用元:社会実情データ図録 https://honkawa2.sakura.ne.jp/2776.html

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グラフ引用元:社会実情データ図録 https://honkawa2.sakura.ne.jp/2793.html

 

 

では、なぜ「無敵の人」のようなネットスラングが生まれ話題になってしまっているのでしょうか?

それはTVやマスコミがこのような事件を大々的に取り上げて報道するため、それを見た大衆が「これは大変な事件なんだ!」と誤認してしまうためです。

これを「サリエンス効果(顕現性効果)」と呼びます。ある出来事や事象において一定の情報を与えない限り意識を向けない心理事象のことで、合理的でない判断をしてしまう認知バイアスの一つです。簡単に言えば「関心がない物は視界に入っても気が付かない」「関心があるものは過剰に意識してしまう」ということです。

 

「無敵の人」事件の犯人の生い立ちに共感してしまうような"同類"に限って、無意識下で「無敵の人」事件を過大評価して問題視しているんですよ。そういう社会不適合者のカスがTwitterとかで「俺達みたいな弱者を放置するとジョーカーになるぞ!」「負け組を切り捨てると治安が悪くなって社会が大変なことになるぞ!」と叫んでるわけです。

当たり前ですが前述したとおり"ちゃんとデータで物事を判断していれば"こんな馬鹿げたネットスラングに流されてしまうことはありません。衝動や感情で物事を判断してしまう馬鹿だけがかかる病気ということです。

 

 

少子高齢化日本では「無敵の人」は増えない

 

「そうは言っても、今後もっと生きづらい世の中になれば、無敵の人が増えるかもしれないじゃないか!」←こう言う人もいるでしょう。

 

結論から言えば、無敵の人は増えません

その証拠に、格差拡大し貧しい人が増えてるのに、窃盗などの犯罪事件・刑法犯は年々激減しています。

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グラフ引用元:犯罪白書 https://www.moj.go.jp/content/001338444.pdf

 

 

これは日本で少子高齢化が進んでいることが大きいでしょう。

犯罪・暴動・革命等の暴力的活動には"若さ"が必要だからです。例えば、沖縄署に数百人の若者が集まり庁舎を襲撃する「沖縄署襲撃事件」が起きましたが、このような事件がなぜ本州で起きないのかというと、沖縄は若者が増えているのに対して本州は少子高齢化が著しいためです。

「犯罪が減る=日本の民度が上がった」ということではありません。「辛いし怒りも覚えるけど、もはや暴れる若さも気力もないので、もうどうしようもない」というのが今の日本の現実です。

このような状況では弱者なんて救わなくても無敵の人は増えません。むしろ今の時代に歴史に名を残すような大事件を起こすようなガッツのある人間は弱者になりませんし、弱者は加害よりも自死を選んで勝手に減っていくので、日本のお荷物を減らす意味でも放っておいた方が合理的です。現実社会では映画「ジョーカー」のようにはならず、中高年になって過激なことが出来る人は実際は少ないのです。

今後、日本はさらに少子高齢化が進み「元気のない国」になりますので、犯罪も今後どんどん減っていきます。もちろん減っていくのは「犯罪数」だけでなく「経済力」「活気」「希望」も同時に失われていくわけですけどね。

 

 

日本は治安が良すぎるので犯罪を増やすべき。もっと無敵の人を増やして「人の命が軽い」社会にするべきである。

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ここまで読んで理解いただけたと思いますが、「治安の良さ」と「経済の発展・活気」はトレードオフなんですよ。

若さやエネルギーが溢れる社会は経済発展しますし活気が出ますが、それと同時に若さやエネルギーは犯罪や治安の悪さに繋がるということです。全ての根源は良くも悪くも「若さ」「エネルギー」ということです。

 

逆に言えば日本のように少子高齢化している国は、犯罪は増えませんし経済発展もしないということです。

無敵の人が増えるような状況は経済的にはむしろ好感すべきなんですよ。「無敵の人が増えるぞ!」って脅されたら、「無敵の人?いや、もっと増やしてくれよ!歓迎するよ!」って答えたくなるのが本音

 

実際、日本の治安は良すぎます。日本の人口10万人あたりの殺人件数は0.4件で世界ランキング193位の少なさです。無敵の人が仮に激増して殺人事件が10倍くらいに増えても、実際はアメリカよりも安全という状況。

「治安が良くて何が問題?」と思う人もいるかと思いますが世界的に見ても今の日本って異常なんです。「治安が良い」というよりは「治安の良さが異常すぎて気持ち悪い」が実情。

まず日本人の皆さんは、「無敵の人が増えてヤバい」「治安が悪くなってヤバイ」なんて状況を気にするような立場ではないことを自覚してください。今の日本では、仮に意図的に治安が悪くなるように施策を打っても、そんな簡単に治安を悪く"できない"と思います。

 

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グラフ引用元:世界のランキング http://top10.sakura.ne.jp/WHO-VIOLENCE-HOMICIDERATE.html

 

 

むしろ、良すぎる治安を維持するのは経済的に非効率です。多少ガラが悪い層が増えても成長と経済発展を優先する方向に舵を切っていくべきだと思います。

日本人はもうダメですので、私はもっと海外から若い移民を大量に受け入れて、日本の治安を悪くすべきだと思います。その犯罪を起こす若いエネルギーに日本の復活を託したい。