ユニバース25の真偽と反論!ユニバース25は単なる密度効果の実証実験に過ぎない。人類は滅びない。

そもそもユニバース25は、単なる密度効果の実証実験に過ぎません。

先ほどから「閉じられた空間」というところに、しきりにマーカーを引いていますが、「密度効果が発生するタイミングで生物を閉じられた空間に閉じ込めてしまうとどうなるか?」を実際に試してみた実証実験がユニバース25なんですよ。

 

密度効果とは動物や植物などの生物が、生育密度の上昇に応じて個体成長や増殖率が抑制される現象であり、ほとんどの生物で観測される人口調節機構です。多くの生物で「相変異」が発生し、生物群としての行動特性だけでなく、生物個体の個体特性すらも変化します。

よく生物学を勉強していない馬鹿な人間が「生物は繁殖して増え続けるのが本能!人口減の現代はおかしい!」とか真顔で言っているのをSNSで見たりしますが、これは別に何もおかしいことではなく、生物には繁殖して増える仕組みだけでなく、逆に個体数を減らす仕組みもあるということです。

 

 

 

例えばバッタの密度効果が有名です。

バッタは生育密度が上昇すると相変異が起こり「群生相」に移行します。群生相のバッタは足が長くなり体に脂肪を貯めやすくなり子供の数が減り卵が大きくなります。これは長距離移動して餌などの資源の奪い合いを避ける目的があります。相変異による個体変化は生存戦略なのです。

人間も同様です。東京などの都市部ほど少子化が進んでいると言いますが、文明が進み人が集まれば繁殖スピードが落ちるのも当然なんですよ。東京とか都会こそまさに"人間ユニバース25の実験場(楽園)"みたいなものですからね。

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このように個体が密集してきたら、他のところに移動できるように特性を変える機能がもともと生物には組み込まれているんです。

じゃあ、「密集してきたからそろそろ移動しようかな」って考えてる動物たちを、ユニバース25みたいに移動できないように「閉じられた空間」に閉じ込めちゃったらどうなるかって?

そりゃ異常行動を取るのも当然だし、絶滅しちゃっても別におかしくないよね?

 

 

人も動物である以上、人口密度を上げていけば密度効果が発生するのは当然です。政治・政策・文化・場所などは世界の国々で異なるにもかかわらず、都市化・文明成熟(生育密度上昇)に従って世界中で少子化が進んでいることから、少子化は社会活動の問題ではなく生物学的な仕組みに起因することは容易に推測できます。

「少子化対策しよう!」なんて今の政治は言っていたりしますけど、そんなの対策できるわけがないということは、高校生でも理解できる話だと思います。

誰も語らない少子化の"本当の原因"

少子化は手遅れだし、どうでもいい問題

 

実際、日本も田舎は過疎化が進み、都市部一極集中が進んでいます。人間ユニバース25の実験場(楽園)に、続々と実験マウス達が集結してきているわけです。

以下のとおり、東京などの都会にほとんどの人が集中し、2050年までにほとんどの田舎は無人になり消滅する予想が国から発表されています。これはもう、変えられない事実です。

少子化とコンパクトシティ

 

 

 

しかし、人間は絶滅しません

当たり前ですけど、人間は閉じられた空間に閉じ込められていませんから。どんなに少子化が進んでも、全員が東京に移住するわけでもないですし、海外や田舎に移動する人もたくさんいます。私もアメリカやイギリスで働いた経験がありますし、世界を移動するのは今や現代人では当然だからです。

もし、東京を塀とかで囲って出られないようにしてしまったら、中の人達はユニバース25の実験場のように全滅するかもしれませんが、別に東京以外にも世界中に人間はいるわけで絶滅なんてしようが無いんですよ。

東京という"人間ユニバース25の実験場(楽園)"に吸い寄せられて少子化はどんどん進むと思いますし、ユニバース25のニートマウスみたいなのもどんどん増えるし子供を作らずピーピーわめく攻撃的なフェミ雌も増えるでしょうけど、人口が減って都市機能(楽園)が維持できなくなれば実験場は廃止になりますからね。最悪の場合でも最終的にいずれまた人口増に反転するでしょう。

 

特に現代はわずか100年で異常な速度で急激に人口が増えたので、大きな反動があるのは当然予測できます。少子化は当たり前であり、むしろ人が減る方が生物として正常です。この状況で「子供を増やせ」「少子化はおかしい」など言っている人間は頭が悪いとしか言いようがありません。

日本人は人口1000万人くらいまでは減る可能性はありますし、世界人口も将来1/10くらいに減る可能性はありますが、心配しなくても絶滅したりしません。単に増えすぎたのが適正数に戻るだけですからね。

 

 

 

人類は既に過去に「楽園」を経験している。我々は東京(楽園)でニートマウスになることが生物的に正しい。

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そして、実は人類は既に、"人間ユニバース25"のような「ボトルネック効果」の発生を、過去に少なくとも2回経験しています。

※「ボトルネック効果」とは、環境変化や疾病などにより生物の個体数が激減したあとに、生き残った個体の遺伝的浮動が促進され、その特性を持った個体がその後に増加していく現象のことです。

●約5~10万年前:現生人類の初めてアフリカを出たタイミング

●約8,000年前:新石器革命のタイミング

 

8000年前の新石器革命では、それまでの狩猟採集生活から、農業・牧畜生活への移行・共同体の大変革・様々な技術革新が起った時代だ。まさに辛い狩猟採集から解放されたユートピアだったという意味で、新石器革命後の人間の生活は「ユニバース25」と似た状況だったのかもしれない。

しかし、この時期に極端に多くの男性が生殖できていなかったことが、男系Y染色体の分析で判明している。それまで狩猟で活躍していた男性の役割が変わり、男性間の競争が激化して格差が拡大し女性から選ばれなくなった男性が多数出たのが原因ではないかと考察されている。競争で負けた男性たちはきっと狩猟から解放された楽園で、愚痴でもこぼしながらニートマウスのような生活をしていたに違いない。

A recent bottleneck of Y chromosome diversity coincides with a global change in culture

 

「ボトルネック効果」は生物が環境に適応するために必要不可欠な機能だ。

わかりやすい事例が「抗生物質の薬剤耐性菌」だろう。抗生物質により最初は菌が激減するが、少数の薬剤耐性菌だけが生き残る。その後に薬剤耐性菌が増殖し個体数が回復していく。

人間も同じだ。新しい環境に適応するためには、必ず個体数の激減が発生する。新石器革命で起った事は、狩猟採集に向いた生物から農耕に向いた生物に進化するための遺伝的浮動を伴う人口動態変化であると推測できる。

 

 

ここからは私個人の考察になるが、現代社会で起こっている「少子化」「非婚化」「格差拡大」「男性の草食化」も同じではないかと考えている。

つまり、"新しい楽園"への環境変化に対応するために遺伝的浮動を促進している真っ最中ということだ。人間の少子化・人口減はボトルネック効果を経て人間が次のステージに進化するために必要な過程なのだろう。

人間が他の動物と異なる点は、自らの知性で楽園を追い求め、楽園で暮らす適応をするために自らに負荷をかけて個体抑制を行い、生き残った適応個体でさらに高次元のユートピアを目指していく点だろう。このプロセスの限界はどこまでなのか?その先に破滅があるのかどうかは不明だ。

今、現代社会で「生きづらい」と感じている人がいるとすれば、それは次の楽園に適応できなかった劣等個体だ。次の楽園に進むために"薬剤耐性菌"だけになるまで個体数を減らし遺伝的浮動を促進する。これこそが少子化の本質ではないだろうか?

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では、我々現代人はどう生きるべきか?

簡単な話である。東京という安全で文化的で快適な楽園に暮らし、子供も作らずに自分自身の快楽のためだけに生きるニートマウスになるべきだ。

これこそが人類を新しいステージに進めるのに必要な生物的にプログラムされた正しい行動である。

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